投稿日:2015年2月18日|カテゴリ:院長コラム

 前回、非定型うつ病の治療が難しい事をのべました。中でも昼間の眠気、過眠の治療は困難を極めます。向精神薬で有効な物も有りますが基本的には朝陽光を浴びる事です。これによって脳内メラトニンも減少し、徐々に覚醒して行きます。そうなると日内生活リズムが整い治療も進展しますが、朝散歩に出る意欲もない、身体が鉛の様に重いと云う人には光療法の機械が有る事を思い出しました。「ブライトライトME」と云う機械で、ネットでも検索できます。お値段は39800円です。試す価値は有ると思います。
 今年は4年に一度の日本医学会総会の年です。呼び物は、あの京大の山中伸弥教授のips細胞の講演です。おそらく会場に入れない程人が詰めかけると思います。山中教授に対抗するはずだった理研のSTAP細胞の方はさんざんでした。とにかく小保方氏がいったいどう云う精神構造をしているのか全く分かりません。STAP細胞作成成功!!と世界一流のネイチャー誌に取り上げられ、世界を驚かせましたがそれまでで終わり、誰も追試に成功せず、おかしい論文と云う事になり、「200回作成に成功しています」との本人の会見とは裏腹に、本人作ってみてくれと再試験を依頼されても当然出来ず、更に論文のデーターがでっち上げと判明、STAP細胞ではなく胚性幹細胞(ES細胞)であったと云う結論になり、最後には事も有ろうに、論文の共著者、山梨大の若山教授の研究室からそのES細胞を小保方氏が盗んだと云う事で告訴され、もう、ハチャメチャですよね。スーパーバイザーの世界的研究者笹井副所長は首つり自殺までしてしまい、何か彼女にその後の展望が有って「STAP細胞作成成功!」と発表したのですかね??。
 最近当院によく注意欠陥性多動障害(AD/HD)の疑いの患者さんが訪れる様になりました。でも私、心療内科医なのです。私の専門性と、精神科でも特殊な児童精神医学の研究とは隔たりがあります。思い当たるのは昨年、イーライリリー後援のAD/HD研究会の座長を務めたぐらいです。そうは言ってもおおよその診断や”ストラテラ”の処方は出来ますが。でもちゃんとした所で診断を受ける事をお勧めします。
 最後に、テレビ東京開局50周年記念ドラマ、”永遠の0”(百田尚樹著)、3夜に渡る物でしたが、なかなか良い作品だったと思っています。3回とも緊張感を持って見る事が出来ました。主演の向井理は上手でしたし、広末涼子も上手でした。更に多部未華子も良かったと思います。脇役陣に大物俳優達を配していて圧巻な作品に仕上がってました。