投稿日:2015年2月8日|カテゴリ:院長コラム

 最近は平成生まれの患者さんが急増しており、コミュニケーションの取り方に工夫が必要になっています。私の息子たちもまだ昭和生まれなので、もっと若い人達と云う事になります。昔、35歳頃、20歳ぐらいの看護学生の講義をもっていましたが、以前は笑を取れていた冗談に皆無反応なのに驚かされた経験が有ります。ハナ肇とクレージーキャッツののりには当時でも既について来なかったのです。
 平成生まれの20歳代にも可なりの割合でうつ病の方が居て、その多さに少し驚きです。25歳以前から発症したうつ病はベースに躁鬱的気分の波を持っている事から、始めからそれを意識して取り組まなくてはなりません。また、強い体のだるさ、日中の強い眠気、夕方からの不快気分、過食などもみられ、これらの所見は”非定型うつ病”に該当します。しかもこのタイプは治りにくいと云うか、治療が難しい部類に入ります。普通のうつ病の薬の組み立てではうまく行きません。気分安定薬や少量の抗精神薬を使うケースが多くなっています。とにかく「うつ病は心の風邪」などと云うレベルではなく、治療に難渋し、長い期間かかります。それでも気分の安定はある程度早く得られます。しかし、眠気、だるさはズーット残って行くので、薬のみではなく、朝ある程度早く起き、散歩するなりの生活リズムを作る事が肝要ですが、実際はこれを行う気力がないと云うのが実情です。画期的な薬の登場が待たれます。