投稿日:2015年1月18日|カテゴリ:院長コラム

 今日は今年になっての2回目ですが、新年度の所感を日記に書く欄があり、書いてみました。でもふと気づき昨年まで使っていた日記の2014年の所感を見てみたら、アレマー、同じ内容でした。つまり1年間何も進歩は無かったと云う落胆の結果でした。
 今年は風邪と自律神経失調症とでスタートしましたが、快復して来たと思ったら、外来が暮れの余波で大混雑、これでまたバタンキューとなり、何とかと思い、温泉とサウナとで元気にしようと考えて出かけましたが、水風呂に長く浸かりすぎてしまい、再度風邪をひいてしまいました、とても冴えない1月となっています。
 さて、本日のテーマはパーキンソン病で、前回のサルコペニアと関連性を持たせています。街で良くパーキンソンの様な方を見かけますよね、前のめり姿勢で、靴幅より短い歩行をされている老人、その様な方が、パーキンソン病的な方々です。以前、当院で診ていた方が、同時に他の病院にもかかった為に、この方はパーキンソン病であると他院で云われ、治療を受ける様に言われたと云う話が有りました。でも私、マガリナリニモ神経内科の教室に在籍してた経歴があり、パーキンソンの診断はそれほど困難ではありません。この為パーキンソンではない所見をその他院に文章で知らせて止めてもらいました。ただし、その患者さん、おばあちゃんで、能面の様な表情で、小俣歩行の為、非専門家が間違いそうな方でした。でもこの方、街で見かけたので後をつけて歩行を見てみたら、スタスタと歩っているではありませんか!、呆れてしまいますよね。最近も介護の方からパーキンソンではないかと言われた当院の患者さんがいて、正式な神経学的所見を取って否定してあげました。私が神経内科もやっていると知らない様だったのですね。
 パーキンソン病は、振戦(特徴的な手の震え)、固縮(関節)、無動、姿勢反射障害で特徴されるものです。初期は片方の手の震え、特に安静時、あたかも錠剤を指で廻しているような特徴が有ります。この時肘の腱反射を調べると反射は消失しており、腕の伸展に歯車様抵抗があります。
 今回は更に、より初期症状についてですが、1.嗅覚障害。2.便秘。3.うつ、不安。4.REM睡眠行動異常。5.起立性低血圧、食後低血圧。6.無感動。7.日中過眠。8.認知機能障害。9.痛み、感覚障害。10.色覚識別機能異常。11.下肢静止不能症候群。12.疲労感。などが挙げられています。イヤー、項目が多すぎてすぐ忘れそうな気もしますね。
 とにかく安易にはパーキンソン病(東京都、難病指定)とは言わない方が良さそうですね。