投稿日:2014年12月8日|カテゴリ:院長コラム

 ある医学関係のアンケートで「自分の子供を医者にしたいですか」と云う物が有りました。結果として、40%の人が「したくない」と答えました。どうでしょう?、多いと思いますか、少ないと思いますか、私は多いと思います。今の世の中子供を医師にしたいと云う親が多いのに、当の医師たちは40%もしたくないと答えているのです。逆に「医者にしたい」と答えたのも同様に40%強でした。残りはどちらとも言えないと云う事でした。先代から病院がある親は病院を続かせる為に子供を医師にしたいと思うでしょう、またサラリーマンの親を持っても、自分で病院を建てた人も子供に後を継がせたいと思うのではないかと思います。さて、医者になって大学病院クラスの病院に入り、ずっと定年まで勤める人は少なく、教授を狙う人、あるいは研究者に限られます。元々ポストが少なくなりますから、中小病院に出るか、開業するしか有りません。それと親の病院を継ぐ事になります。しかし医師の仕事はきつすぎます。医師になるまでも6年かかりますし、研修期間が2年義務づけられています。受験勉強では高い偏差値を維持しなければなりません。どんな仕事に就いてもきついのは同じでしょうが、私が医師になっての修行時代は夜中の12時から検討会が行われるなどはザラでた。そして開業してからもメチャクチャ大変なのです。私の場合、心療内科を選んだ事が特に大変さを助長したと思ってます。もし人生をやり直せるならば大手企業や公務員を狙いたいと思います。入る事が出来ればの話ですが、結構の給与を貰えますし、有給休暇も有ります。休職しても傷病手当が出ます。更に退職金も貰えるのです。私から見れば羨ましいです。ただし、ここでは仕事のやりがいと云う視点は除いての話なので、お間違えの無いように。さて、私の結論はもう分かりますよね。「自分の子供は医者にしたくない」です。幸いな事に私の子供はもう30歳過ぎで、一般企業に勤めています。
 でも私、良くわからず医師を目指しましたが心療内科にしか能力が無さそうです。この前の日曜日は疲れて動けず、下痢してのた打ち回っていました。仕方ありませんね。