投稿日:2014年9月15日|カテゴリ:院長コラム

 第2報ですが、初めに学会長からの陳謝がありました。それは例の、健診基準値の独自基準の件です。学会長の説明によると、マスコミが歪曲して報道したとの事で、健康人を集めて平均を取ったらあの様な値が出たのであって、当然、従来の基準値でやって欲しいと云う事でした。当院でも血圧147で「正常ですね」と言われ、困った事が有りました。
 ところで福岡はやはり、独特ですね、西日本新聞には、福岡「道仁会」会長が有罪になった!と大きく載っていました。テレビでは地上波で、毎日、ソフトバンクホークスの中継がありました。
 さて、今回の主題は貝原益軒の養生訓です。順天堂大学の酒井シズ先生が講演されました。その内容のエッセンスは「人生は楽しむものである」と云う事が基本で、健康の根本は”気”であると言っています。若者の色欲は慎むもので、交接は20歳までは控えておき、その後も週1~2回程度との事でした。病気は薬と鍼灸とで治すとしています。茶は多く飲まず、煙草は害であるとしています。世迷事(他人からイロイロ言われる事)は信じないように、とも言っています。食事は、前回の久保千春先生の講演では「腹6分に医者いらず」というのが有りましたが、益軒に戻りますと、夕食は少なくすべきで、食後寝てはならないとの事です、昔、親から、食後横になると牛になると言われましたね。それから、入浴は控えめが良いそうです。いざと云う時に備え、庭に棗(なつめ)を植えて置くのが良いそうです、どのような時(鎮痛、解熱ですかねえ?)に使うのか分かりませんが。養生訓は全8巻で、当時の医学書はすべて漢文で書かれていましたが、これはかな交じりの文章で読みやすく、庶民に広まりました。最後の8巻は老人の養生で、間食はしない、薬はなるべく避ける、あぐらをかく事、灸を推奨するなどを言っています。それから、「医者を選ぶに、良医を」との耳の痛い結論です。
 貝原益軒は元禄時代の人でかつ、黒田藩の人です。1714年、85歳で没しています。養生訓は現代にも有用な養生書だと思います。300年前など、人類600万年前からを考えると、極最近ですね。