投稿日:2014年8月17日|カテゴリ:院長コラム

 自分は漢方薬を縦横無尽に使いこなす医者ではありませんが、結構患者さんからの希望として、漢方薬を使って欲しいと云う事が有ります。漢方薬は使い方が難しく、結果を予想できないので、できれば一般薬にして欲しいのですが、漢方希望者であれば仕方がないと思います。ただし、今日取り上げているこの抑肝散はある程度効果的な漢方ではないかと思われます。漢方と言っても余り体質にこだわらなくてもいいと思っています。この抑肝散、題通り、情緒不安な人に有効です。気分変動があったり、イライラ感が有ったりするとより使い易いと思います。抑うつ傾向、ノイローゼ傾向が有っても適応になります。昔の医師は「多怒・不眠・性急」と、使い方を要約したそうです。成分から効能を予想しようとすると逆に分からなくなってしまいます。当帰の中枢抑制作用、釣藤鈎の血圧低下作用ぐらいしかひっかかって来ません。主成分は蒼求、茯苓ですが。
 最近では認知症の老人の異常行動に有効と云う事で脚光を浴びるようになりました。
思わぬ効果として、変形性頸椎症、多汗症などに有効と云う報告も有ります。