投稿日:2014年7月13日|カテゴリ:院長コラム

 大型台風が去り、ホッとした所ですね、私はイチローが3割に復帰してホットしています。さらに、明日、ドイツがワールドカップ、サッカーで優勝してくれたら嬉しいです。ドイツチームは腕に入れ墨をしている人が一人ぐらいしかいないのが好感もてますね。
 さて、先日、日本人間ドック学会が、新しい健康診断検査基準を発表した為に、現場が混乱しています。血圧が少し高い人が「今度基準が緩くなったので、私の値でも正常ですね」と言われてしまうのです。「え?、何時からそんな・・・?」。私にとっては寝耳に水、「学会でそんな発表されたっけ?、寝ていたのかなー??」、私、この学会の認定医なのに。どうも新聞発表された様です。私は毎日、某新聞には目を通していますが気が付きませんでした。ひょっとして載っていなかったのかもしれません。つまり、こう云う事なのです。調べてみると2011年に人間ドックを受けた150万人から、持病がない、タバコを吸わないなどで34万人に絞り込み、さらにその中から極めて健康とされる1万から1万5千人についての27項目の検査結果を解析して、正常とされる基準範囲を算定したのです。これによると、血圧は上が147mmHg以下。下が94mmHg以下となり、今までの130未満、85未満を上回ってしまったのです。更に男子の中性脂肪も上が198mmg/dl以下までが正常と50mmHg近く上回り、高齢者、女子のLDLコレステロールも上が190mg/dlまでが正常(現在は129未満)と大幅に上回ると云う結果となり、今までの健康指導の基準が大幅に狂ってしまったのです。
 しかし、冷静に考えてみると、今までの基準はおそらく日本高血圧学会、動脈硬化学会、脳卒中学会などが合同で決めたもので、日本人が、男女の平均余命に届く為には現在どのような検査結果が必要か、と云う明確な理念で作られたものであり、今までの基準値を守るべきと考えます。これに対して、人間ドック学会が出したこの値は、”現在健康な男女”の値と云うもので、理念が違うのです。しかも人間ドック学会も新しい基準値は何年かかけて検証するもので、今までの基準値をそのまま使用していくと言っています。これでホッとしました。驚いただけ損をしましたが、検査値に一石を投じる研究ではあると思います。
 ところで明日はクローゼのゴールと空中前転とを見たいものです。