投稿日:2014年7月6日|カテゴリ:院長コラム

 最近中年男性が引き起こした薬物関係のニュースが錯綜していて、訳が分からなくなっていますが、ちゃんと思い出すと、池袋で脱法ハーブ(ドラッグ)を吸った直後に車を運転し、複数の人を負傷させ、一人の中国人女性を死亡させた事件が有りました。ドラッグを吸ってなぜその直後に運転しようと考えるのでしょうか?、意味不明な行為ですね、死去した中国人の方には誠に申し訳ないと思います、せっかく親日的になっていた方なのに。もう一件同じような事件が有りました。何やらインスリンを注射した直後に、どういう訳か??車を運転し、意識障害を起こした状態で複数の人をはねてしまったのです。これも訳の分からない中年男性です。家でじっとしていればいいものを!!。もう一人居ましたね、芸能人のASKA氏です。彼は他人に害を与えていない様ですが、覚せい剤常用で逮捕されました。家に有るCDが泣いています。3人とも中年で、薬が関与し、何かごっちゃになってしまいました。
 ところで脱法ドラッグですが、ハーブ以外にもリキッド、パウダーなどがあるそうで、何故か今の所合法なのです。合法大麻と云うことです。大麻に似た合成カンナビノイドがハーブに添加されており、それを吸う事で、初めはいい気分になり、そのうちに精神病になってしまうのです。研究者の和田清先生によると、脳内では中脳から前頭前野へ伸びているA10神経がドーパミン作動神経で、シナプス間隙にドーパミン濃度が高いままになり、異常が起こると云う事です。さらに先生によると、すぐに依存にはならず、薬物乱用がまずあり、そののちに薬物依存が生じ、そして慢性中毒(幻覚、妄想)に至る様です。SSRIの「パキシルが怖い」などと云うレベルではありませんね。覚醒剤の方のASKA氏ですが、彼には少し同情する気持ちが有ります。診療で疲労困憊した時、何度、覚醒剤が欲しいと思った事か、でも手元に覚醒剤が有ったとしても手は出しませんね、「眠眠打破」、「メガシャキ」、イチローの「ユンケル」、黒酢、ニンニク、スッポン、などで凌いで行きます。それが私の使命なんですよね、ああ苦しい!。