投稿日:2014年6月15日|カテゴリ:院長コラム

 医学の世界では、いま、慢性肺疾患、慢性腎疾患が大きな話題となって来ています。
今日はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)について少し考えてみます。肺をスポンジに例えますと、新品の物は空洞が細かいですよね、使い古されると、空洞が拡大し、水を沢山吸わなくなります。COPDの肺は丁度古くなったスポンジ様の肺の如く変化して、肺胞が拡大し、酸素、二酸化炭素の交換効率が著しく落ちます。原因の第一は喫煙です。老化自体も原因になります。とにかく早く禁煙した方が良いですね。酸素ボンベを持ち歩いている人をたまに見かけますが、あの様にはなりたくありません。COPDの人がストレスを受け、呼吸が荒くなると、あたかもパニック様に見え、間違えられることが有りますので、診断の時に気を付ける必要が有ります。治療はまず呼吸リハビリテーションです。しかし、これは特別な事ではなく、つまり運動しましょう!と云うことです。服用薬はなく、スプレー治療が主体です。貼り薬でホクナリンテープが有りますが主役ではありません。私はよく、スピリーバ(抗コリン作用)を処方し、一日一回吸入してもらっています。心療内科医のレベルではこの程度の対応で良く、それ以上重症の人は専門医に任せたほうが良いと思います。スプレーには他に、βー2刺激薬のサルタノールも有名です。また、ステロイドを含んだアドエアも良く使われます。第54回日本呼吸器学会では抗コリン薬を(LAMA)と呼び、βー2刺激薬を(LABA)と呼んでいるので、頭がこんがらがってしまいます。とにかく、COPDの末期は肺炎を起こして一巻の終わりとなりますので気を付けましょう。それから、病態や治療が喘息と似ていますが、気管支喘息はCOPDには含まれません。
 あと、とりあえずですが、インフルエンザワクチンは有効であるようです。そうなると肺炎球菌ワクチンは?、やはり、急性増悪には有効の様です。
 さて、今朝の朝刊のスポーツ面を見て、ホットしました、イチローが2安打と書いて有ったからです。それから西武も勝ちましたね、喜ばしい限りです。ところでサッカーのワールドカップも始まったので少し思い出を書きます。私がサッカーを意識したのは1974年のワールドカップが初めでした。優勝国は西ドイツ、スター選手はあの有名な、”皇帝”と呼ばれていたベッケンバウアーでした。時代に前後が有るかもしれませんが、”電撃機”ミューラーも居ましたね。強烈な印象を受け、以後、ドイツサッカーのファンになり、現在もブンデスリーグのファンです。最近、バイエルン・ミュンヘンのシャツを着ています。日本サッカーは意識していませんでしたが、この頃ヨーロッパでも活躍できる選手が出てきてやはり、喜ばしいかぎりです。さて、今日は日本が登場しますね、結果はどうなるでしょうか?。