投稿日:2014年6月1日|カテゴリ:院長コラム

 今日は日本ダービーですね、オークス2着のハープスターが出ていれば面白かったですね、私は牝馬好きなので、8枠のレッドリヴェールの単勝買いですね。
 さて、昨日見えたある患者さんと時々スポーツの話をします。彼は物凄いマッチョなのですが、ボランティアで子供のバスケットボールのコーチをしています。日本ではバスケは非常に競技人口が多いのですが全く世界レベルに達してないのは何故でしょうか。彼とは特に昔の話で盛り上がります、私が高校~大学時代は日本選手権と云えば、日本鉱業か日本鋼管のどちらかが優勝する時代で、鉱業には阿部と云う世界レベルのガードが居て、鋼管には谷口と云う天才的シューターが居ました。テレビを見るのが楽しみでしたね。ところでその彼は腰痛症なのです。
 今回は骨粗鬆症のテーマです。骨は細胞と骨様組織と呼ばれる細胞外マトリックス、つまり膠原繊維(コラーゲン)とミネラルからなる骨基質から構成されています。これは類骨とも呼ばれ、カルシウムヒドロキシアパタイトの沈着によって石灰化され、強さを獲得します。ここで、骨細胞まで論ずるとややこしいので、細胞外マトリックス=骨柱=骨梁(ビルの鉄骨の様な物)の話に絞ります。手足の長い骨は皮質骨と呼ばれ外側が分厚く作られています、問題は脊椎で、今川焼みたいな形ですが、海綿骨と呼ばれ、骨柱が縦に、横に張り巡らされていて、重さに耐えられる様に出来ています。細胞外マトリックスも元は骨牙細胞から作られるのですが、高齢になると骨柱に沈着するカルシウムが低下して、ぶっとい骨柱がか細い骨柱に変わってしまい、圧迫されればグズグズと崩れて、平べったい脊柱骨になってしまう訳です(圧迫骨折)。 骨粗鬆症の治療薬にはおおよそ9種類ありますが、飲み方にも一日一回から一月一回の服用で済むタイプまであり、便利になって来ていました。ところが、今回の新薬は半年で一回なのです、わー便利!!??ですかね?・・・・・。返って忘れてしまいませんかね、あまりこの薬、売れないと思います。6ヶ月分が一回となると、その時の支払いも高価ですよね、3万円(自費の場合、もちろん保険適応です)ぐらいですかね。
 ところで馬は足の骨が命です、しかし今まで何頭もの馬が骨折で殺処分になりました。400kg以上の体重を支えているのは、人の手首ぐらいの細い手足で、男もつらいし、女もつらい、馬もつらいのですね。最後にこの新注射薬、「プラリア」と言って、第一三共から発売になりました。興味ある方は申し出て下さい。