投稿日:2014年5月11日|カテゴリ:院長コラム

 私はおおよそ、特別に嬉しいとか楽しいとかを感じないで、淡々と(つまらなく)生活しておりますが、皆様は如何でしょうか。今日、ふと、新聞を見たらゴッホ(ハーグ派)の展覧会が開かれていると云う記事に接しました。そして、ハーグ派の絵は私の好きなフェルメールに似ていると改めて感じた所です。美術館に出かけるのも楽しいかもしれません。私は大学では空手道部という体育会が主体でしたが、美術部にも所属し、沢山の油絵を描き、銀座で発表展を行っていました。この時、フェルメールの「デルフトの眺望」に魅かれ、この為暫くの間クリニックに複製の絵を飾っていましたが、複製の絵が少し暗めであった為、いまは「立山連邦」の写真に替えてあります。しかし、ふと同じ新聞の別のページを見たら、”同総会コンサート”と云うのも開かれる様で、小川知子、阿部静江、あいざき進也、リリーズ、西條秀樹・・・らが出演するコンサートが出演する様で、絵画展よりこっちの方が良いや、とすぐ考えを変えました。
 本題に入ります。最近の男性の患者さんの件です。当院に来て戴いた回数は少ないのですが、主訴は不眠と云う事でした。本人の醸し出す雰囲気からして、ストレス源をこちらから突っ込んで聞く事を控え、眠剤の処方を中心に診療を続けていました。その患者さん、最近2ヶ月程度見えなかったのですが、久々に来院され、待合室で静かに順番を待っておられました。彼の番になったので、名前を呼んで診察室に入ってもらい、話を聞くと、今回は何も薬は要らず、元気になったというのです。彼が今回こちらの病院に見えたのは、これこれしかじかの原因があり、その原因は今までここでは話さなかったけれど解決を見たので元気になった。と云うことを告げる為でした。そして丁寧に私にお礼を述べられ、帰られました。私はこの彼の態度に痛く感激して、このコラムのテーマとしました。彼はきっちりお礼を言う為に静かに順番を待って、私の前に現れ、しめくくって帰られたのです。なんと、美しく、けじめのある態度でありませんか!! 今もその喜びが私の心にあります。途中で通院を中断して去っていく患者さんが多い中、心を打たれたシーンでした。
 この世はつまらない事ばかり、と愚痴ってはみても、そういえば6月に「ビッグ3コンサート」が中野サンプラザで開かれます。今回は御三家ではなく、三田明が御三家の西郷輝彦、舟木一夫と組んで行う歌の競演です、やはり人生あきらめない方がよいですね。