投稿日:2014年4月27日|カテゴリ:院長コラム

 先週皐月賞を見ていたら、その後で、全日本柔道選手権のテレビがあり、ちょうど女子78kg超級の決勝戦が放映されていました。それで優勝したのは山部佳苗(ミキハウス)で、鮮やかな「内股返し」で、優勝候補田知本(ALSOK)が宙に舞いました。柔道と言えば誰を思い出しますか?、私の世代はヘーシンクに敗れた神永あたりが古いのですが、何と言っても山下泰裕ですね。上村塾の上村春樹も強かったですね、内股の吉田秀彦、西荻に道場が有ります、彼も強烈な印象を残しました。背負い投げの野村忠宏も有名ですね。ただ、平成の三四郎と言われた古賀にはあまり記憶がありません。そうそう、”やわらちゃん”を忘れてはいけません。また、全日本男子監督はあの井上康成ですね。
 さて本題に戻ります。人間ドックなどで脂肪肝と診断される人は相当の数に上ります。アルコール多飲による脂肪肝は良く知られていますが、アルコールを飲まないのに脂肪肝と診断される人も結構多いのです。メタボであったり、糖尿病であったりすると、非アルコール性脂肪肝と呼ばれます。以前は脂肪肝と言われても、医師として特別な対応は取りませんでした。ところが、肝臓癌がB型、C型肝炎ウイルス、一部にアルコール性肝炎が、結果的にはいずれも肝硬変にまで発展し癌が発生して来ます。ところが最近、非アルコール性の脂肪肝の一部がやはり肝硬変まで発展し癌を発症して来ると云う考えが広まり、大騒ぎになっています。本当でしょうか?。それが今回の題名にあるNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)と言われているのです。しかし、脂肪肝を、そのまま脂肪肝で居続ける物と、脂肪肝が増悪する物をどの様に見分けるのでしょうか、私は以前、NASHを唱える医師に対して、医学雑誌上で公開質問を出したことがあります。相手からの返事もその雑誌に載るわけですが、「日本病理学会と相談している」というだけの答えでした。肝臓の組織標本を見て、普通の脂肪肝、これはNASHだと鑑別するのは可なり難しいと思います。しかし、ここで文句を言っていても仕方がないので、血液検査での差異を見ると、GPT,γーGTPが高いと云う事らしいのです。また、特効薬は今のところはなく、ウルソの高単位服用やビタミンEの服用がとりあえず勧められています。
 ところが、ようやく今になって、大日本住友製薬がFXR作動薬と云うものを治験中と云う報告が入り、しかも期待が持てそうである事から、このコラムで取り上げました。
 ♪ 早くコイコイ、治療薬 ♪。