投稿日:2013年6月30日|カテゴリ:院長コラム

 冷え症とは冷えの要素が累積してなる状態で厳密には各々区別して使わないといけない様です。始めから面倒な話ですが。また、冷え症とはいかにも学術用語みたいではありませんが替わる言葉を知りません。低体温と云うのは冷えの一つの様ですね。さて、西洋医学からの立場で云うと冷え症の治療にバリエーションは有りません。血行を良くする薬を出したりビタミンEを出す程度です。どうも東洋医学の独壇場で、患者さんを、陰と陽とに分けて、陰の方を冷え症患者と考えて治療するわけです。
 真夏に冷え症と云う題は冷え症の方々が冬が苦手かと思いきや、確かに好きではないのですが夏のクーラーで体を壊してしまうので夏を恐れているのです。冷房が良く効いているスーパーマーケットに入れないと云う方がいらっしゃいました。同じ温度として、三菱エアコンの部屋に居るのと霧ヶ峰に居るのでは気分の良さは大違いですよね、何故か。私自身は冷え症でしょうね、低体温ではありませんが、脚は冷えて、手足はほてります。風邪もひきやすいです。漢方の治療は細かいので、治療に関してもイロイロ分類して行います。私は簡略化して、当帰、桂枝は血行不良によるいわば末梢的冷えに使用し、呉茱萸は血行不良による冷えでも痛みを伴うものに使い、附子は老化などの新陳代謝の低下に対して使います、真武湯や四逆散ですね。ちなみに当院で一番使われているのは当帰四逆加呉茱萸生姜湯です。
 皆さん冷房による風邪に気を付けて下さい。