投稿日:2013年6月9日|カテゴリ:院長コラム

 私は以前、過労と急性薬剤性肝障害で入院した時に、3日目までは、激しい頭痛に襲われ、病院のベッドでじっとしていられない程ひどく、のた打ち回る程でした。今回はこのタイプの2次性頭痛ではなく、普段よく見かける慢性的に経験する、一般的な頭痛の話をします。一般に、片頭痛、と緊張型頭痛とに分けられます。原因は脳硬膜の物理的炎症と云う方向になっていますが、実際はまだ良くわかってはいないのです。ところで頭痛患者さん、何科に行ったらいいのでしょうか?、内科?、脳外科?、整形外科?・・・・しかし最適な科は脳神経内科でしょうね。片頭痛が三叉神経と関係しているからです。ところで、私の心療内科、神経内科でも対応しています。時々鎮痛剤を服用するだけで済む程度ならよいのですが、多くの人は連続的に服薬しなければならないのです。連続服用のテラナスはカルシウム拮抗薬で片頭痛予防になります。片頭痛と緊張性頭痛であればミグリステンをつかいますが、抗セロトニン薬のミグリステンの方が有効な気がします。頭痛を訴える方は、かなりの割合で2階建なのです(片頭痛+緊張型頭痛)。最近は抗うつ薬も良く使われる様になりました。なお、頓服で鎮痛薬を使う事は特に問題ありません。漢方もベースの薬として使えます。ただ、呉シュユ湯はあまり効いていない印象です。最近、トリプタン系片頭痛薬が沢山出てきたのですが、イミグラン、アマージ、レルパックス、など、でも高価すぎますよね。一個だけで千円ぐらいしますからね(保険を使わないと)。
 さて、最近読んだ文献に酸素が片頭痛に有効と云うのがありました。そこで、以前から頭痛で通院していた患者さんに、今度、100%酸素を試したらどうかと説明、提案し、了解されました。そこで、酸素ボンベを注文しその方(女性)を首を長くして待っていましたが、その日以来今まで、もう1年ぐらい前ですかね、来院されてません。私はがっくり来ています。善意のつもりだったんですけどね、・・・・・・・。このケースの様に突然来院されなくなる患者さんには心が折られてしまいますね。