投稿日:2013年6月5日|カテゴリ:院長コラム

 更年期障害自体はよくある病態です。更年期前後に体調不良を感じたら、まず、この病気を考えてみるのではないでしょうか、更年期障害の治療は、やはり婦人科が主体です。ホルモン療法を受ける場合は特に。この分野に心療内科が積極的に出ていくことは有りません。しかし、この病気に関連した質問はよく、心療内科医が受けるのです。40歳になったら、もう更年期ではないかなどと、焦りまくる方も出て来る様です。さて、婦人科はホルモン療法を得意にしてますし、婦人科的診察もして居る訳ですが、心療内科は内科的事を伺うだけで、似たような治療を行います。婦人科から引き継いでホルモン剤を出す事も有りますし、漢方薬も処方します。しかし、この時期は精神も不安定なので、うつが強くなったらどうでしょう。初めは更年期障害の一部と我慢し続けるのではないでしょうか、これが落とし穴です。当院に相談に来る方はもう既にうつ病になっている方が多いのです。つまり、更年期障害の治療に加えうつ病の治療を始めます。婦人科と並行して行う訳ですね。しかし、この時期の女性のうつ病は複雑で簡単に抗うつ薬を上乗せするだけで改善に向かう様なものではありません。医師の悩みの種になりかねないのです。特別なテクニックが要求される場合もあります。
 でも、抑うつ感を感じているのなら、まず心療内科を訪ねてみて下さい。