投稿日:2013年3月23日|カテゴリ:院長コラム

 最近になって、人格障害様に非・反社会的ではなく、一見社会に適応している人々の様であったりする方々で何となく変な感じをおぼえる方々に治療者として対応する事が少しずつ増えて来た感じがします。今回は大人の発達障害の事を申し上げるのですが、要するに発達障害のまま大人になってしまった人々です。彼らは周囲の人と合わないため、結局適応障害を起こして医療機関を訪れるようになります。医者としても共感しづらいので、つかみにくい感じを受けます。彼らはADHD(attention-deficit/hyperactivityーdisorder)と呼ばれ、自閉症、アスペルガー障害と共に広汎性発達障害と呼ばれます。ADHDの特徴は多動性、衝動性、不注意が3大症状と言われてますが、例えば、会議中にソワソワと落ち着かない、自分の事ばかり話して、他人の心理はまるで理解できない、「あなたはだあれ?」と聞かれても答えられない、会議中に不用意な発言をしたり、集中できない。些細な事でも怒ったりする。約束の時間には必ず遅れる、金銭管理は全く苦手、部屋を片づけられない、などなどです。アスペルガーでは不器用であったり、幼児期に母親を追わなかったりしますが、一つの事には非常に高い能力を発揮するので社会で通用していたりしています。以前、当クリニックで統合失調症として優秀な精神科医に転院してもらったところ、診断が発達障害に直され驚かされました。状況によっては患者さんはかなり苦しむ様です。
 精神科でも、成人の発達障害を診断できる医師は極めて少ない様です。
 ところで、成人期のAD/HD治療に、イーライリリーから”ストラテラ”と云う薬が発売されました。ちゃんと診断されれば、薬での治療が可能になったのですね!また驚かされました。