投稿日:2013年3月2日|カテゴリ:院長コラム

 もう2月から花粉症を訴えている人が多いのに、これから抗花粉症薬が発売されるようです。ただ特徴としては鼻閉に有効と云うことです。確かに鼻汁には有効な抗アレルギー薬は数えきれないほど出回っていますが、鼻閉に決定的に有効な経口薬は有りません。そこで今回、ディレグラ配合錠(サノフィ株式会社)が、やはり経口薬として出してくる事になりました。今まで私は鼻閉を訴える花粉症の人にはバイエルから出されているバイナスと云う薬を出していましたが、本当に有効であったか疑問です。それならば、一般花粉症薬と共にロイコトりエン受容体拮抗作用の有るオノン(小野薬品)を加えればよかった訳ですが、花粉症に2剤出す事にためらいがありました。薬価もかなり高くなるので。結局今回発売されるディレグラ配合錠に期待しています。
 別の考え方として点鼻薬を使ったらいいのではないかとの意見が出て来ます。でも鼻閉に有効な点鼻薬はコールタイジンスプレーだけだと思います。血管を収縮させて膨張した鼻粘膜を縮小させます。でも血管収縮作用のあるスプレーを長年使うと効果がなくなって来ると云う定説?が有りなんとなくあまり処方していませんでした。
 さて今度の新薬はまず耳鼻咽喉科中心にプロモーションをかけるそうです。内科へのアプローチはその次の様で、よく意味が分かりませんね。ところで私、医師処方薬ではなく、一般薬(佐藤製薬)のナザールをもう30~40年使っています。ちっとも効果は落ちておらず、すぐ鼻閉は解消されます。かえって市販薬の方が良いかもしれませんね。