投稿日:2019年12月18日|カテゴリ:院長コラム

今年は過去5年でインフルエンザ患者は最多のようですね。
今年、沖縄では8月に大流行しました。夏に流行するのは10年ぶりだそうです。15歳以上の大人の感染者が多かったようです。赤道直下では1年中流行しているそうで、その地方からの沖縄旅行者が多かったと言われています。ワクチンは5ヶ月効きますが、直近では前年の秋~冬にワクチンを打ってますからもう効き目は有りませんね。
問題は子供よりも高齢者が圧倒的に重症化しやすいので、これからどうするかという懸念が残ります。 


今年、新発売になった、インフルエンザの治療がたった、1回の服用で完結するゾフルーザ(パロキサビル)が登場して来ました。既存のタミフルやリレンザにとっては脅威です。しかし、やはり万能の薬は無く、この薬は耐性インフルエンザウイルスを作りやすいのではないかという、懸念があります。でも、果たして本当かどうか?しかし、小児よりも大人への使用が推薦されています。

ところで、タミフルは吸引やくですね。でも試してみたら、まるで空気を吸っているみたいで、服薬した実感が有りません。全国販売の統計では一世を風靡したタミフルがまだ首位を走っている様です。ところで沖縄では、冬でもちゃんとインフルエンザは流行しました。かわいそうに。 

次は成人のインフルエンザ脳症の件です。日本ではインフルエンザ脳症の74%は小児ですが、残りの26%は大人であった(18歳以上)と云うことです。
専門家が震撼させられたのは、41歳の看護師が発症して、わずか1日で死去した例です。インフルエンザ脳症によるものでした。痙攣、項部硬直は危険サインです。年間100万人あたり罹患率は0.98の様です。しかも成人の方が高いのです。もし、高齢者で認知症でもあれば、分からないかもしれません。
2018年、19年に流行したウイルスはH1N1pdm09型のウイルスでA型のウイルスでした。これにはワクチンがピッタリ的中し、流行を結構抑えたのですが、B型にはヒットしていませんし、油断は禁物です。
抗原ミスマッチのウイルスは起こり易く、183番目のアミノ酸が鍵になっている様です。B型ウイルスは最近は1年おきに流行し、2017年、18年にはA型を凌ぎ2月に頂点をむかえる大流行を起こしました。 

今度は抗インフルエンザ薬の耐性です。
タミフル(オセルタミビル)は0.1%、とリレンザ(ザナミビル)は0%と割合と良く効く印象を得ました。でもこれからマスク姿の人がさらに増えそうですね、仕方ないでしょうね。