投稿日:2018年12月24日|カテゴリ:院長コラム

  皆さん、今年最後の運だめし、有馬記念は如何でしたか。ブラストワンピースがゴール前まで競り勝って優勝しました。今年の3歳馬は強いかもしれません。ワンピースは最後堂々とした勝ち方をしました。当然、知人のある男は、”オケラ街道”を虚しく帰路についたはずです。後で聞いてみます。天皇賞と云う古馬の大レースが有りますが、人気投票で出て来る有馬記念は、また特別な感情を抱かせます。
 今年の最後の話題は、外来で非常に多い、めまいです。女子に多く、吐き気を伴う事も多い疾患です。これの診断は否定診断を繰り返し、結局それらの診断に当てはまらないという事で、やっとつけられた診断名ですからこれの治療法は定かでは有りません。PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)と英語で略して呼ばれます。PPPDは何らかの急性めまいに続発する慢性持続性めまいの事です。立位で症状でやすく体動や視覚刺激で悪化しやすいのが特徴で、心因性めまい、器質性前庭疾患と合併する事が有ります。要するに診断できないめまいです。しかしながら、症状に波がある、不安と軽度のうつが有る、自律神経失調症もかかわりがあるなど、PPPDだけが不安症やうつの合併が診断に必須です。
また、大事ですが、回転性のめまいではなく、ふらつきせいめまいです 。こうなってくると診断が大変、治療が大変と云うことになります。そしてこの疾患の受診科は、心療内科です。イヤー参りますね。でも、こういう時こそ、薬の使い方の、上手、下手が試されます。何手でこの病をさばくか、医師がもし北辰一刀流の達人ならば患者にもその迫力が伝わるのかもしれません。心療内科の治療はひとえに、医師の勘や腕の見せ所なのではないでしょうか。
 最後に、「めまい症」は20~25%をめまいの中で占めていると云う事です。あー嫌だ!。