投稿日:2018年12月7日|カテゴリ:院長コラム

 このコラムでも時々緩下剤新発売の報告はさせてもらっていました。緩下剤の使い方は意外にむずかしく、便秘対策薬と云う項目で、話を進めるのは楽なのですが、消化器症状には過敏性腸症候群と云う、一風変わったタイプがあるのでむずかしい事になります。下痢型の過敏性腸症候群であっても、現在が下痢症状とはいえ、いきなり下痢型の薬を一掃できません。元々下痢型なので少しの抗便秘治療薬を残しての治療になります。逆に便秘型の人に緩下剤を多くしたい場合でも、そしてこの方が今もし、便秘を呈していても、適当な緩下剤量で留めて置くべきです。今回、リナクリチド(商品名;リンゼス)が市場に出て来ました。食前服用型です。以前のコラムでもアミティーザ、グーフィス、市販のザ、ガーロ、など消化器系は力を入れて紹介して来ましたが、市販のザ、ガーロ、は少しくリーンヒットをはなったものの、アミティーザ、、グーフィスは鳴かず飛ばずで経過している現在です。今回発売されているリンゼスですが、管腔腸管細胞表面のグアニシル酸シクラーゼ、受容体作動薬で、細胞のcGMP濃度を増加させ、腸菅分泌作用の増加、小腸分泌脳の促進作用、大腸痛覚過敏作用などで、奏功する様です。
 昔は便秘対策に、ダイオウ、センナ、などを主に用いて、それから、カマ(酸化マグネシウム)などを持ちいていればあまり問題はなかったのですが、「プルセニド2錠、寝る前/day。」で話は終わっていたのですが過敏性腸症候群の登場で、下剤の使い方は難しくなってきました、