投稿日:2018年10月31日|カテゴリ:院長コラム

 本日はハローインと云う事らしく、デパートの店員さんが三角帽子をかぶっていましたが、静かですね、調布では盛り上がりに欠けます。渋谷の交差点まで行かないとダメでしょうか。今日は夜も眠らずバカ騒ぎするのは良いかもしれませんが、絶対患者数を診てみると、不眠の患者さんが可なり多く見られます。そこで、私は現在一番良く使われるのはマイスリー(ゾルピデム)と言うイメージを持っていましたが、何とベルソムラなのです。驚きました。実は薬価レベルの統計ではゾロ品が出ていない吉富製薬+第一田辺?の売上高ナンバーワンと云う事らしく、一番多く使われたわけではないのです。ゾルピデムは
オレキシン受容体拮抗薬で、従来のGABA受容体拮抗薬系では有りません、それ故、寝つきに難があり、マイスリー、ハルシオンに比べて入眠力が弱いとみられており、実際、あまり良く効く薬と云う印象を臨床医に与えません。従来のGABA系ではなく、メラトニン受容体拮抗薬のロゼレム(武田)も苦戦しています。しかし、ギャバ系、今までの安定剤のお仲間の薬群の中で、処方薬を選んで行くのも結構疲れる作業です。私は、昔から、2段階睡眠法を良く取ります。まず1段階目は眠気をもたらせる薬を出し、寝るチョット前に通常のGABA受容体拮抗薬を使うのです。これでやるとおおよその方が入眠できます。そしてここにベルソムラが登場して来るのです。ベルソムラを1時間前に投与しておけば、脳は可なりCool downされて来ています、ならばそれから、マイスリー、サイレース、ユーロジンなどを使ってみたらどうでしょうか、肝心なのは1時間たって寝てしまうような薬はダメです。そのような薬は中途覚醒繰り返したりします。出してしまえ!といきごんで、ヒルナミンやコントミンなどの抗精神病薬を使えば楽ですが、翌日すっきり目覚めない人がほとんどです。と言う訳で一段目は、Cool downさせるが、翌日残らない薬、2段目はその人の睡眠の歴史を見てから決定します。やはり、朝残らないというのがポイントです。でも少し強めの眠剤を持ってきても良いと考えます。さてさて、皆さんはよくねていますか?