投稿日:2018年10月17日|カテゴリ:院長コラム

 やっと涼しくなって来て気分も安定して来ましたね。当院では、開院以来初めての長期休暇をいただきまして、患者さんに感謝しているところです。この間も多くの論文を読みましたが何をタイトルに持ってくるかが結構むづかしいのです。当然、ノーベル医学、生理学賞受賞の本庶 佑(ほんじょたすく)氏に登場してもらわねばならないのですが、ここで説明するにはむづかし過ぎるので二の足を踏みました。ところで、サッカー日本がウルグアイに勝ちましたね、信じられない快挙です。新番組視聴率は米倉涼子のリーガルVがトップを取りました。次には3歳馬最強を決定する菊花賞が控えています。話題には事欠きませんね。
 今日のテーマですが米国心臓学会と米国心臓協会がこれまでのガイドライン、140/90以上が高血圧症、を書き直し、130/80を「ステージ1高血圧症」とし、上下の血圧が10mmHg引き下げられました。要するに、上下ともに、130未満、80未満に血圧をコントロールしましょうと言う訳です。厳しいですね。アメリカ追従の日本ですから、いずれ日本の各学会も130/80を踏襲するでしょうね。そこで、新しいガイドラインをアメリカと中国とに適応したらどうなるのかと云う話になり、米国の45~75歳の男女において、高血圧有病率が13~27%増加して、実数は1480万人が新たに高血圧症に組み込まれる事になりました。中国では、(なんで中国なの、日本を飛び越して中国で調査するとは習近平の時代からですかねー)同じ年代の高血圧症有病率は38%から55%まで上昇し、高血圧症患者数は8270万人増加と推測されました。そこで日本の学者も頑張って、40歳以上の男女における高血圧症有病率は、140/90で定義した52%から130/85以上で定義したとすると、4000万人から5100万人に増加すると推計しました。ただ、日本は下の血圧が85mmHgをとっていますから、80としたらもっと増えると思います。でも、80未満が正常血圧とすると、可なり厳しい数値との印象です。皆さん、とにかく家庭での計測値を紙に書いてお医者さんに見せて下さい、医院内で測る血圧はただの参考値です。脳出血で半身麻痺なんて、怖いですよね。